2015年7月5日日曜日

大迫の凄いところ 2(早池峰神楽)

 早池峰神楽は、「岳」地区に伝わる神楽と「大償」地区伝わる大償い神楽の総称です。


 その起源は明らかではないのですが、少なくとも500年以上前から始められていたものと思われます。 

この権現様には文禄4年(1595年)の銘が残っていますし、長亨2年(1488年)銘の文書も伝えられています。

 
 現在も四十番以上の舞を伝え、その中には能大成以前の古い舞の形を随所に残していることから、中性の香りを伝える貴重な芸能として、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定され、さらには、平成21年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

 ところで、ユネスコの無形文化遺産は、日本では23個登録されており、その一つなのです。

 ユネスコの無形文化遺産には和食や和紙なども登録されており、芸能関係では最も古いものに数えられています。

 そういう意味で早池峰神楽はすごいものであり、そのことが伝承されている大迫は凄いところだと思います。


 さて、本校生も毎年、早池峰神社の清掃ボランティアを行いますし、



 神楽の日に上演される、大型紙芝居の制作にも協力しています。



 そんなわけで、年度初めの行事予定にはないのですが、7月12日の「神楽の日」を出校日として神楽を鑑賞することとしました。

 神楽のことをもっと知り、大迫のことを誇りに思ってほしいと思います。

 
  

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